建てる旅館のコンセプトをしっかり決めておこう
建てる旅館のコンセプトをしっかりと決めることは旅館を経営していくうえで非常に重要なことです。
設備はどうするのか、施設やお部屋のタイプ、温泉、雰囲気はどうするのかなど建築のコンセプトにも影響してきます。
また、旅館の売り上げや来客を左右する最も重要とも言える事項が観光誘致の素材です。
建物自体の設計や設備なども重要ですが、観光客は観光に目的を持って来館する方が多いので非常に重要な要素になります。
例えば、スキー場が近ければそのスキー場までの交通の利便性はどうなのかといったことや、海水浴場上がりのシャワー室や更衣室はあるのかなど観光素材との融通性が大事になってきます。
観光場所までのアクセスはどうなのかといった立地も大事になってきます。
近くの滝が見られるとか、木々の中をウォーキング出来て森林浴が可能とか、湧き水がくめて自然を感じられるなどのちょっとした要素でもあると無いで来客数に影響してきます。
温泉がストロングポイントの旅館なら、露天風呂があるのか、源泉かけ流しか、川などが流れていて風情はあるか、ヒノキなどの自然の木を使ったお風呂なのか、など特徴(強み)を出せるコンセプトを設定する必要があります。
旅館内のコンセプトでは、ルームタイプはどうするのか、和室を中心にした旅館なのか洋室も用意するのか、和洋折衷の部屋タイプも用意するのかなどが必要になってきます。
また、囲炉裏がある。とか井戸があって歴史があるなどということも旅館のコンセプト設定に影響してくると思います。
これら建てる旅館のコンセプトは、後々の利益や存続にも関わってくる非常に重要なものです。
どの観光ポイントを前面に打ち出す設計にするのか、とか雰囲気作りをするのか、で売り上げも変わってくると思います。
旅館の自然を取り入れたデザインやライトアップなどのちょっとしたインテリアでも雰囲気が変わってきます。
しっかりとコンセプトを練って会議などを重ねてから旅館を建てるようにしましょう。